【サピックス(小6)】GS特訓/アメリカ特殊部隊に学ぶ精神力

中学受験

子ども達にとってゴールデンウィークは楽しい大型連休!!

キャンプに行ったり、余裕のあるご家庭は海外に行ったりするだろう。

だが、サピックスに通う6年生にとっては

決して楽しい休みなんかではない。

そう、ゴールデンウィーク特訓、いわゆるGS特訓が待っている!!

GS特訓

スケジュール

5/3、4、5の3日間、朝から夕方までびっしり勉強する。

一コマが70分、午前と午後で3コマずつあり昼休み以外休憩なし。

その昼休みは30分しかなく、持ってきたお弁当を教室で食べる。

※2に書いてあるが、何かを外に買いに行くことはできないから、

トイレに行く以外はずっと教室にいる。

・・・これはなかなか厳しい。

受講料

3日間で42、900円。ちなみにGS特訓は外部生も受けられるようだ。

詳細は以下。

そう、5月はGS特訓と通常授業も合わせて108、900円の出費。


GS特訓はかなり厳しい。

ただ、こういう特訓を乗り越えて過去の先人たちは力をつけていったのだ。

過酷な試練を乗り越えて成長する・・

このGS特訓の内容を見たとき、以前読んだある本を思い出した。

世界一過酷な入隊訓練

この本にアメリカ特殊部隊「シールズ」のことが書いてある。

だいぶ前、俺が小学生頃に「世界まる見え」で

カナダかどっかの軍隊の入隊訓練について特集していて、

48時間不眠不休でワークアウトすることがやっていた。

「そんなことできるのか・・、とんでもねぇやつらがいるもんだ」と

強烈な印象を植え付けられたのだが、

この本に書いてあるシールズの入隊訓練は更に上をいく過酷さだ。

ヘルウイーク

シールズの訓練開始3週目に「ヘルウイーク」という訓練がある。

そう、まさに地獄の一週間である。

以下、本の一部を引用。

110時間、睡眠が許されず、丸太を頭上に掲げて何時間も運んだと思えば

長距離走や遠泳が絶え間なく課せられる・・

『残酷すぎる成功法則』より

え、110時間!?

110時間というと、ほぼ5日間だ。

(5日間も寝ないでワークアウトするって、人間の限界超えてるだろ・・)

よく子ども達の会話で「●●をやったら1億円もらえるって言ったら、やるぅ~??」

というくだらない話があるが、

「ヘルウイーク乗り越えたら1億円」と言われても、到底挑戦する気にはなれない。

いや、10億円と言われてもやらない。

だが、世の中にはとんでもない過酷な試練に挑戦している若者がいるのも事実。

その精神力の一端でも自分の中に取り入れたいと思い、シールズのTシャツを購入。

俺の中での自分ルール。

このTシャツを着るときは妥協を許さない。

特に筋トレはガッツリやる。

困難を乗り越える人の特徴とは

このシールズの入隊訓練を乗り越えられる人の特徴について、

実は海軍内部でも長年分かっていなかったという。

だが、9.11のテロ以降、海軍としては隊員の増員に迫られており、

困難を克服できる人材の特徴を調査する必要があった。

調査を進めていくうちにある一つの心理学的習性が明らかになった。

それは「ポジティブな心のつぶやき」だった。

海軍シールズは腕っぷしの強い者を求めていたが、そうした隊員になれる秘訣の一つは、

「小さな機関銃リトルエンジン」のように、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と

自分を励ますことだった。

(中略)

そして前向きな言葉は、私たちの精神的な強さややり抜く力に大きなプラスの影響をもたらすことが分かった。

『残酷すぎる成功法則』より

この、ポジティブなつぶやきについては、最近の研究でもその効果が実証されている。

GS特訓に立ち向かう

GS特訓が始まる前、長男と会話した。

いままでの人生でいろいろ大変なことがあったじゃん。
サピックスの勉強もそうだが、バスケやサッカーとかピアノの練習も含めて、
「一番大変だったなぁ~」と思うものはなに??


う~ん、やっぱ去年(5年生)の夏期講習かな。



なるほど。
だが今回のGS特訓は、間違いなくその夏期講習を超えるものになるだろう。


・・・う、うん。


だが、つらい状況になったとしても、
心の中で「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とつぶやくようにするんだ。
きっと乗り越えられる。


・・・う、うん。わかった。


ただ漫然とGS特訓を受ければ良いわけではないが、

一番まずいのは「もう続けられない・・」と諦めることだ。

学習性無力感

さきほど挙げた「フェルミ漫画大学」の動画にもあったが、

ポジティブなつぶやきの反対である「ネガティブなつぶやき」は避けねばならない。

その中でも代表的なつぶやき

「どうせ・・」という言葉は要注意である。

「どうせこんなにやったって、結果はでない」

「どうせ自分にはできやしない」

といったネガティブなつぶやきを繰り返すと、力が半減してしまう。

小学生の無気力

先日、長男のミニバスの練習を見に行った時の事。

みんな楽しくワイワイとバスケをやっているのだが、

小学生6年生の女の子でひとり、暗い感じで練習している子がいた。

あとになって長男に聞いたのだが、その子はいつもそういった感じで、

いるのかいないのかよくわからん存在だそう。

また別の日、今度は4歳の娘の保育園に迎えに行った時の事。

保育園の子どもたちはみんな大声を出して遊びまくっている。

特にうちの娘が発した言葉が印象的だ。

「あたし、げんきでしょ!!」

そう、みんな幼児の時は元気いっぱいだったんだ。

それが、小学生の高学年にもなってくると、

人と比べて自分の立ち位置が分かってくる。

「どうせ自分にはできやしない」

きっとこの言葉を心の中でつぶやいている。

親の声がけ

長男もこの無気力に陥る可能性は大いにある。

いま、かなり勉強時間は伸びているのだが、なかなか結果が出ない。

「これだけやっても偏差値50に届かないのか」

という経験を繰り返すと

「どうせやっても結果は出ない・・」という言葉が頭を埋め始める。

だが、その時こそポジティブな親の声がけが必要だ。

「テストの点数が悪い」「もっと勉強しなくちゃいけない」

そんなことはもう分かっているから、改めて親からきつく言う必要はない。

「勉強時間が伸びているから必ず結果はでる。辛抱強く頑張ろう」

親からはなるべくポジティブな声がをして、子どもが無気力になるのだけは避けねばならない

現状、志望校の偏差値には遠く及ばないところにいるが、

勉強時間はだいぶ伸びてきているから、近いうちに必ず成績は上がってくる。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ」

親も焦らずに子どもを信じていこう。

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