外構の営業担当者が退職して、代わりに別の担当者がアサインされるとのことだったが、
その後にやり取りさせていただいたのは、以前、オープンさんに会わせていただいた
あの戦闘力高めの方だった。

こちらから調整可能な日程を連絡すると、
「では、1/15(金)の朝9時からでお願いします。」
と返信があった。
おお、なかなか早い時間に決めてきたなぁ。
打合せは我が家でやるため、早くても全く問題はない。
むしろ、早い時間でやってくれると一日の時間を有効に使えるのでこちらとしては好都合。
そして、迎えた当日の朝。
もうそろそろ来るかなぁと思っていた8:50過ぎに着信。
「前の打合せが長引いてしまいまして、9:50頃そちらに着きます」
「あ、はい・・・ 承知しました」
結構直前のご連絡ですね・・・
いや、ちょっと待てよ・・・
なんか前の打合せが長引いたって、それっぽく言ってたけど、
こんな早い時間に他のお客さんと打合せしてないでしょ。
お客さんじゃなかったとしたら社内の朝会とか?
社内の朝会が長引いてお客さんとの予定をずらすとか、もっとないでしょ。
(やっぱさ、これ、寝坊じゃ・・・)
そういや、ここの業者さん。この前もそんなことがあったなぁ。
以前、オープンさんも含めて外構の打合せをすることがあったのだが、当日になって
「外構の方、今日は来れないみたいです」
というのが、2度ほどあった。
それと、前の営業担当者(先日ご退職)と打合せする際も、
予定の時間を過ぎてもなかなか現れず、15分ほど過ぎてようやく着信あり。
「そちらに向かう途中、うちの車に自転車がコツンとぶつかってきまして。
いま警察署で色々と書類を書いているので、別日でお願いできますか」
うっそやろ!!(拳)
と、ツッコミたくなったが、もう相手の言うことを否定できないため、しぶしぶ承諾したこともあった。
運不運もあるのだろうが、この業者は時間通りに来ない。
さて、今回の打合せ。
9:40頃に「いま着きました」と連絡あり。
おお、9:50と言っていたが、若干早く来ましたね。
ただ、車でマンションまで来たが路駐ができない状態のため、コインパーキングを探すと言って、もうしばらく待つことに。
まぁコインパーキングはそれほど遠くないところにあるから、すぐ来るだろうと思っていたら・・・
9:50過ぎ・・
10:00過ぎ・・・
10:10過ぎ・・・・
妻「あの人たちさ、私らのこと暇だと思ってるよね(憤怒)」
そして、ようやくマンションのチャイムが鳴らされた時刻、10:18(遅っ!!)
もう一度言います。
運不運もあるのだろうが、この業者は時間通りに来ない。
今回の打合せで我が家に来訪したのは、戦闘力高めの方(以後、Tさん)とアシスタントと思われる女性の2名。
そう、前に記載した3名のメンバーから退職した営業マンがいなくなった状態。
※前の記事はこちら↓
今回の打合せでは、サイクルポートが不要になったことと、ウッドデッキの造り方について具体的に詰めていくのが目的。
まず、サイクルポートについては今すぐに必要なく、住んでみて必要と思ったら取り付ける旨を説明。
それを受けて、Tさん。
「ええ、良いと思います」
おやぁ、案外すんなりと了承しちゃうんだなぁ。
「サイクルポート、もう発注しちゃいましたよ」って言われたらどうしよう・・・と思っていただけに、
あっさり取り下げに合意してもらって正直ホッとした。
もし、この前の営業マンだと、発注はしてなかったとしても
「いやぁ、やれることは始めにやるべきですよ」と言ってきただろう。
話していて何となく分かったのだが、
この前の営業マンは、入れらるものは入れて利益を上げていきたいと言った雰囲気があった。
それに対して、Tさんは営業マンではなく現場で戦ってきた人であるから、
利益に対して貪欲というわけではなく、むしろ住む人の意見を取り入れていきたいというニュアンスが出ていた。
次にウッドデッキについて。
前にも載せたが、ウッドデッキのイメージ図はこちら。

横幅は隣地との境界まで造るとして、問題はどこまで擁壁側に広げるかということ。
ここについてはまたしても妻と意見が割れている。
自分としては、可能な限り広いウッドデッキにしたいと思っている。
これに対して妻は、外観を損ねない程度の広さで良いという意見。
では、どこまでが建築可能な範囲であるか、それについては以下をご覧いただきたい。
※擁壁を上から見た写真
(①:擁壁上部、②:擁壁斜面、③:縁石)

この写真で言うと、実は③までが我々の土地になる。
すなわち、この③の上部まではウッドデッキが建築可能。
ただ、③まで出るとさすがにやり過ぎな感が否めない。
妻は①で良いと言っているが、それではせっかくの土地がもったいない。
自分としては、②まで建築する折衷案がちょうど良いと主張。
※3案の比較をウッドデッキの広さとともに以下の概要図(横から見た場合)に表す。

Tさんが言うには、②案でも技術的に可能であると。
であれば・・、ということでその場で妻を説得して②の折衷案で進めていくことに。
次にウッドデッキの囲いの部分について。
今のイメージ図での囲いは、高さが150cmに設定されている。
これは隣家がある場合の標準的な囲いの高さにしているのであろう。
しかし、我々の新居では崖下の道路から家の中を見られるという心配はない。
むしろ、眺めが良くなっているため、囲いの部分については
子ども達が乗り越えない程度の高さにして、眺望を確保したいところ。
そこで高さについては、今住んでいるマンションのバルコニーの高さが120㎝になっているため、
その高さであれば問題ないと判断。よって、高さは120cmに決定。
板の間隔については、Tさんの話によると、
間隔を空けないで造ってしまうと、風が吹き抜けなくなり、強風の時に破損する可能性があると。
そのため、1cmないし2cmほど間隔をあけるべきというアドバイスをいただいた。
妻としては、子どもたちがまだ小さいく、ふざけてよじ登ってしまう可能性があるため、
足のかからない1cm間隔が良いと主張。
自分も異論はないため、板の間隔は1cmに決定。
眺望の確保については、高さ90cmまでは1cm間隔に板を配置して
それ以上の部分については、板を減らすことで合意した。

なぜ、そこまで細かく決めたかというと、
できる限り具材を減らすことで、コスト削減をしたかったためだ。
こうして、安全面、コスト面、それと眺望の確保を考慮して、我々が考えうる適切な囲いを設定。
ここまでTさんと話して思ったことは、
やはり、現場で戦ってきた人は、質問に対して即答かつ適切であることだ。
前の営業マンは、何か質問すると「ああ、それはTさんが詳しいので聞いておきますね」
と言って、少々伝言ゲームになっていることがあった。
今回は、Tさんと直接話をすることができて、認識相違なく進められそうだ。
まぁそれは他のお客さんも皆がそうしたいところだから、Tさんに負荷が集中するのでは、と思って聞いてみたところ、
T「ええ、年末年始も休まず働いてますよ」
・・・おお、まじっすか(驚)
やはり、この人は現場の人だ。
聞けば、以前は大手の工務店で働いていたそうで、
その時は、朝5時から深夜まで作業していたこともあったと。
見た感じ、戦闘力高めと思っていたが、自分の目に狂いはなかったようだ。
なんせ、手がすでに職人過ぎる。
指や手の甲がやけに太い。
自分はこういう人の手を見ると、「風の谷のナウシカ」のワンシーンを思い出す。

物語の後半、敵兵に捕まって捕虜となっているじいさんが、
敵兵の女ボスに自分の手を見せながら発した言葉が結構印象的だった。
・・・あんたも姫様じゃろうが、わしらの姫様(ナウシカ)とだいぶ違うのう。
この手を見てくだされ。・・・あと半年もすれば石と同じになっちまう。
じゃが、わしらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる。
働き者の綺麗な手だと言うてくれましたわい。
そう、このTさんの手。
見た目はゴツゴツして不細工な印象を受けてしまうが、
ナウシカならこの手を「働き者の綺麗な手」と言い切るだろう。
この人の仕事っぷりは、この手が証明している。
Tさんにお願いすれば、きっと満足いくものを造ってくれる。
妻もそう確信したのか、打合せが終わってTさん達が帰った後に、
「新居に住むのがまた一段と楽しみになってきた」
と言っていた。
次回は、今回の打合せの内容で再見積もりして、
それをもとにまた会話していきましょう、ということになった。
あ、ちょっと待てよ・・・
次の打合せ、具体的な日程を決めていなかった・・・
Tさん、現場の作業については熱心なのだろうが、
予定の調整とかは、きっと忘れがちだ。
そういうところは、オープンさん含めてこちらからフォローしていかないとな。
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