【サピックス(小3)】9月の実力テスト(サピックスオープン)の内容と結果

中学受験

前回までのおさらい

7月の復習テストではクラス替えがなかったものの、

国語と算数2教科の偏差値は50を超えて、過去最高を叩き出した。

そして、次なる目標が9月23日実施のサピックスオープン。

第5回の記事では夏期講習の前半について記載した。

【5】サピックスの夏期講習/次なる目標
7月の復習テストが終わり、週一授業はいったんここで終了。そして8月は夏期講習がスタート!!コロナ禍ということもあり、夏休みにどっか行く予定もないため、この夏はしっかり夏期講習をうけて、実力をつけていきたい。...

夏期講習後半もガツガツやっていくつもりだったが、

コロナの感染リスクを懸念して、

後半戦は教室での授業には出席せずプリントだけもらってくることに・・・。

サピックスオープンに向けての対策

前回も記載したが、

次の実力テストの試験範囲は、夏期講習の内容から出るはずだと予想。

国語

なんといっても長文読解だ。

漢字練習などは自宅でやらせて、夏期講習では読解力を鍛えるのが中心。

そのため、夏期講習で出された文章問題は自宅でそれぞれ2回ずつ実施。

長文読解の勉強はなかなか難しい。

特に記述式の採点は、算数と違って白黒はっきりしてるわけではなく部分点が取れたりするため

「この記述で果たしてどのくらい部分点がもらえるのだろうか」というのがよく分からない。

答え合わせをしながら大人の自分も考えて、

「もう少し踏み込んで、この表現を記載すべきだったね」と言うのだが、

長男は分かったのかどうなのか釈然としない反応・・・。

だが何回か続けていると、徐々にではあるが長文読解の力はついてきている気がした。

算数

こちらも夏期講習で出されたプリントはそれぞれ2回ずつ実施。

サピックスでよく出される問題として、虫食い算がある。

こういった、ひとつずつ論理だてて正解を導く問題が多い。

あくまでも3年生で習っている学習範囲内で、

大人でも真剣に考えないと正解にたどり着けない問題設定が本当にうまい。

前にネットの記事で見たのだが、問題作成する側も日々必死に戦っているようだ。

サピックスが中学受験塾の覇者になれた理由、元小学部教室責任者が秘密を開陳
首都圏における中学受験塾の覇者、SAPIX(サピックス)――。御三家など難関中学を目指す子ども御用達の塾であり、目下、小学1年生からの入塾さえ困難なほど人気を博す。なぜサピックスは競争が激しい中学受験塾業界で天下を取れたのか。その秘密とノウハウを明かす。

難しい問題に対しては、まだ長男一人で正解するのは厳しいが、

それぞれ問題を2回ずつやっていったので算数に関してもある程度力はついているはず。


ただ、ちょっと気になったのが、ここ数日集中力が低下している気が。

毎日、算数の基礎問題を1ページやっているのだが、簡単な計算ミスをよくやらかす。

そして、それについて本人に反省の色がない。

「はじめの方の計算ミスには本当に注意するんだよ」と繰り返し言っているのだが、

はぁーい、と言った感じでうわの空。


どうにかこうにか、夏期講習の内容を中心に対策を進めて、いざ本番へ!!

サピックスオープンの内容

国語

長男が言うには、長文の物語を読みながら感動して泣きそうになったと。

おー、それほど内容に引き込まれたのであれば、点数は伸びてきそうだな。

自分は高校生の時、現代文の問題で恋愛要素のある小説が出た際、

感情移入して、結構点数が伸びた記憶がある。

恋愛経験ゼロの男子校だったくせに。


ただ、国語の問題文を見せられて「うん?」と思った。

いっきなり長文問題が始まっている。

あれ、始めに漢字の問題が出ると思っていたが、今回出てないな。

それを長男に聞くと、

長「漢字はでなくて、途中に四文字熟語が出てきた」

なにぃ!!四文字熟語だとっ!!

夏期講習の内容から出るとばかり思っていて、

四文字熟語については夏期講習で触れていなかったこともあり完全にノーマークだった。

四文字熟語

今回は数字を使った四文字熟語が出た。

①□寒□温(さむい日がつづいたあと、あたたかい日がつづくこと。)

②□石□鳥(一つのことをして、もう一つがうまくいくこと。)

③□死□生(あぶないところできせきてきに助かること。)

長男に聞くと、案の定できてないと。

ポイント
3年生の秋から、四文字熟語がでる!!


さらに長男が言うには、長文に時間をとられ問題の最後の方が時間なくてできなかったそう。

最後の方を見てみると、なんといつも始めに出ている小問が最後にまわされている。

行事に関する問い

1~5の行事に関係がないものをア~エの中から選ぶもの。

1.正月 〈ア:門松  イ:はねつき  ウ:えほうまき  エ:年賀状〉

2.ももの節句 〈ア:ひしもち  イ:あられ  ウ:ちとせあめ  エ:白酒〉

3.たんごの節句 〈ア:こいのぼり  イ:しょうぶ湯  ウ:かしわもち  エ:こいのぼり〉

4.七夕 〈ア:こんぺいとう  イ:たんざく  ウ:はたおり  エ:ささ〉

5.十五夜 〈ア:月見  イ:すすき  ウ:もみじ  エ:だんご〉

共通する漢字に関する問い

純粋な漢字問題ではなく、□に入る共通する漢字の問題が出た。

1.げきのぶたいで□手から出てきた人の、□手なおどりにはくしゅがおこった。

2.買ってきた色□を切って、色□にはる。

3.□分ほど休んで、□分に元気になった。


長男はこれら小問について、時間がなくてほとんど書いてない・・・

(とはいえ、改めて問題を見てもやっぱりよく分からないそう)

ポイント
小問が後半に回される可能性があるため、最初に問題全体を見渡す。

長文問題

やはり長い・・・

長文の物語が問題用紙の6ページにわたって記載されている。

6ページもあると、

「どこに何が書いてあったっけ・・・」と行ったり来たりすることになっただろう。

そして、長文に関する問題は問十三まであり、

配点は117/150がこの長文にあてられている。

各問いの内容としては、主人公の気持ちについて問われているものが多い。

その中で、「ここは取っておきたいな」と思う問題があった。

問題文に下線が引かれ、

主人公が「どうしたの?」とあるが、なぜ「どうしたの?」と思ったのか、という問題。

問題文を下線の「どうしたの?」を挟んでAとBに分けるとする。

≪A≫

(下線部分「どうしたの?」)

≪B≫

この場合、≪A≫の内容を受けて「どうしたの?」と続くため、

≪B≫の内容が記載されている選択肢は除外される。

ただ、今まで選択肢に「文に書かれていないものは除外」として勉強していた場合、

≪B≫の内容が選択肢に記載されていると、「この選択肢もそうっぽいな」となる可能性がある。

この問題は四択問題で、上記のように≪B≫の内容の選択肢を除外していくと

難なく正解にたどり着ける問題だが、正答率は54%でそれほど高くない。

そして長男も≪B≫の内容の選択肢を選んでいた。

今回の国語はなかなか厳しい結果になるだろうなぁ・・・

算数

虫食い算

算数に関しては、ほとんど書けたと長男は言っていた。

よぉーし、算数はできたかぁ!!

ただ、問題を見ると始めに簡単な計算問題が来ると思いきや、

サピックスお得意の虫食い算的な問題から始まっている。

〇×〇=ア、 ア+〇=イ

※計算の〇には「3,5,14」が一回ずつ当てはまるが、どのくらいにも7が出ないようにする。

算数も簡単には点を取らせてくれない問題設定だ。

立体の展開図

サイコロの展開図のような問題もサピックスが得意なやつ。

この手の立体図を考える問題って、

ひたすら問題をたくさん解いて、感覚を養っていくしかないんじゃないかな。

何かの記事で見たのだが、最近のゲームでは3Dのものが多く出ていて、

その記事では例として、スイッチのマリオオデッセイが立体感覚を養えると書いてあった。

まぁゲームをやらせるのであれば、平面的なものより立体的なものがいいんだろうな。

文章問題と応用問題

後は文章問題、応用問題と続く。

文章問題は4問ありその一つに、「一列に並んで前から何番目・・・?」といった問題があった。

妻は中学受験を経験していて、この手の問題は中学受験ではおなじみのやつらしい。

算数も読解力が必要。

ただ読むだけじゃなくて、読みながら図を描いて状況をイメージすると解きやすいと俺は思っていて、

長男にもそのように言っているのだが、問題用紙には図を描いた形跡が全くない・・・

だ、だいじょうぶか・・・


そして、最後は応用問題。

これは問題設定がなかなか複雑で、そのルールの説明だけに1ページ使っている。

ルールを読み解くのに「うわっ、なげぇ・・・」と思っちゃうだろうな。

40分という短い試験時間で、最後の応用問題でこれを読み解くのはなかなかきつい。

長男に聞くと、最後の問題は(1)~(4)まであり、(4)だけ書けなかったと。

まぁ応用問題はいつも難しいから、それは気にしなくてよいだろう。

テスト結果

テストを受けてから数日後、Web上に採点速報が掲載。

国語

長男の話を聞く限り、今回はいつもと違った出題形式だったので、

あまり期待できないだろうとは思っていた。

恐る恐る見てみると・・・

150点中、平均点70.4のところ、

40点!!

選択肢の問題が壊滅的じゃないか・・・

ただ、親として何とか良いところを探してみると、

記述式を書いて部分点を取れているのは評価しよう。

算数

テスト受け終わった後、「算数はできた」と言っていた。

そして、採点前の答案用紙が出ていたのでそれを見てみると・・・

ほとんど埋まっている!!

おお、これは期待できそうじゃないか。

国語はちょっと期待外れだったが、

算数はひょっとして偏差値60とか言っちゃうんじゃないの!?っと思っていたら・・・

150点中、平均点74.2のところ、

49点!!

こっちもかぁーーーい(轟沈)


よくみると、第一問目から間違えている。

そんなに難しかったのか、と問題用紙を見てみると・・・

81-19=61 だとぉッ!!!!????

第一問目から

クソみてぇな計算ミスしてるじゃねぇかッ!!!!

サピックスの算数は難しい。

特に最後の応用問題に関しては正答率が極端に低くなる。

だから、最初の基礎問題はしっかりとらねばならん。

それは何度も言っていたのに、やりやがったなぁ・・・

総合成績と偏差値の推移

今回の総合成績はこちら。

そして、いままで受けてきたテストの偏差値の推移はこちら。

急転直下の偏差値36.8(2科目合計)!!

お、おまえの実力はこんなもんじゃないはずだぁ・・・

次のテストに向けて

ある程度仕上げてきたつもりではいたが、

やはりまだ小学3年生でテスト慣れしていないこともあり、

多少出題形式が変わるだけでもおもっくそ轟沈してしまう。

いや、それだけじゃない・・・

集中力の欠如!!

実は最近ちょっと気になることがあった。

それは、屋根裏をゲーム専用部屋にしたことで長男と次男が入り浸るようになってしまったのだ。

いや、お父さん、あんたのせーでしょ・・・

そう言われるのはごもっとも。


でもさぁ・・・、

屋根裏がゲーム専用ってめっちゃテンション上がるっしょ!!


そしてやはり、

子ども達はテンション上がってからの・・・

屋根裏に入り浸り(そりゃそーだ)


子ども2人がゲーム部屋に行ってしまうと、リビングが圧倒的に静かになる。

楽でいいなぁ、良かった良かったと思っていたが、やはりその代償があったようだ。


長男も次男も外から家に帰るなり、すぐに屋根裏に駆け込む。

勉強をやらせようとしても、ぐだぐだして始めようとしない。

そしてやり始めても、簡単な計算ミスをよくする。


何か対策をしなくちゃと思っていた時、もしやと思いこの本を買った。

これだ・・・

集中力欠如の原因は、デジタル機器だ。

スマホは見せてないが、ゲームやったりテレビでYoutubeをよく見せている。

改善すべきは、ゲームだけじゃない。テレビも制限するんだ!!


そこで、9月の末より我が家はテレビもほとんど見ないようにした。

いきなりテレビが見られなくなって子ども達はごちゃごちゃ言っていたが、

しばらくすると何も言わなくなってきた。

代わりに時間ができたため、少しずつ本を読んだり他のことをやり始めた。

勉強も以前よりはすんなり始められるようになってきている。


これは良い効果があるかもしれんなぁ!!


次回のテストは10月19日(火)。

そんなすぐに効果がでるかは分からないが、

この日に向けてしっかり仕上げていくぞ!!!!

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