【超人松井伝説】第三話・・・最終回

コーヒーブレイク

敗戦、無職、そして借金

選挙で敗れ、無職となった松井さん。

いままでコンサル系を渡り歩き、政策秘書を経たのちに出馬。

当選すればいよいよ国政デビューだ!!

と勢いづいていたが、現実はそう甘くはなかった。

そして、選挙翌日の朝日新聞では松井さんのことが載っていた↓

うん?借金350万!?

維新の党から公認が取れていたので供託金は300万出ていたが、

選挙費用に関してはすべて自分の持ち出しになっていた。

え、無職になって借金350万って・・・

いくら何でもそれはまずくないか。

友達として、多少なりとも援助しなくてはならないのでは・・・

そう思って、お金のことを聞いてみると、

松「いやいや、家族のある方にそんなご迷惑はかけられないよ」

という。

とは言え、どうするのかと聞くと、

知り合いに相当な資産家がいて、その方からお金を借りるからいったんはどうにかなると。

あ、それならだいじょうぶなんですかね・・・

松「それにしても、今回は色々とありがとうございました。

しかし、無職で借金かぁ。やれやれ参りましたね(笑)」


なんで、そんなに落ち込んでないんだ・・・


そう、この松井さん。

血尿のアクセンチュア恫喝のアビーム

そして、尻の皮ズリズリのマッキンゼーで戦ってきたため、

無職借金でもどうにか生きていける精神力が身についてしまっているのだ。

仕事はどうするのかと聞くと、

松「まぁ仕事はどうにかなりますよ(笑)」

そういや、何かの本であったけど、

マッキンゼーで働いたことのある人って、

どこでもやっていける自信がついちゃうって話だった。

松井さんもそのタイプなのかもしれない・・・

四発目、「外交官」

次に見つけた仕事は外交官。

一時採用の枠があったそうで、応募してみたら内定が出たと。

契約は一年という事だが、ひとまず職に就けて良かった。

ここでの仕事も松井さんにはそれほどストレスなくこなせているよう。

しばらく仕事をして、一年が経過しようとした時、

本採用となる試験があるという。

ああ、すごいチャンスじゃないですか!!というと、

松「いやぁ、ここで本採用となると、もう出馬は難しくなるかなぁと」

といって、試験を受けることをためらっている様子。

え、まだ出馬を諦めてないんだ・・・


とは言え、本採用のチャンスということで、

試験を受けてみると、あっさり内定。

あれ、外交官ってそんなにすんなりなれるんだっけ・・・

普段何気ない会話をしているから、松井さんの戦闘力がよく分からんのだが、

やはりこの人はやるときゃやる男だ。(不必要な発言も度々あるが)


本採用後はオーストラリア担当として国内で職務に当たっていたが、

しばらくして、海外出張することに。

日本の代表としてスイスジュネーブにあるWTOへ出席!!


え、もう世界の松井!?



すげぇ、国際人じゃん。(外交官だから、そうか・・・)

プライベートの活動

これまで仕事面についていろいろと書いてきたが、

もちろんプライベートでの活動も共にやってきた。

松井さんは、明るく誰とでも気さくに会話できるキャラクターという事もあって友達が結構多い。

せっかくいろんな友達がいるのだから、

勉強会やら異業種交流会を開いて、いろんな友達同士仲良くなっちゃおうと考えた。

そこで、松井さん、K君、そして俺がメインとなって

銀座美食倶楽部(通称GBC)という、おもしろサークルを結成。

そう、このブログ名はそこから来ている

※ちなみにだが、銀座で食事をすることはほとんどない。ほぼ憧れだけで「銀座」と冠している。


松井さんとは仕事の話もよくしたが、

もちろん、恋愛系の話もあった。

いや、むしろそっちの方が多い。


お互いなかなか恋愛はうまくいかない時期が続いたが、

俺の方が2011年に先に結婚。

結婚後は若干会う頻度が少なくなったが、何かと連絡は取りあっていた。


そして、ある日・・・

とうとう松井さんに彼女ができたというので、紹介してもらうことに。


松「どうも、こちら僕の彼女です」

彼女「初めまして」


あ、はい・・・、



えっと・・・、


なんか、若くねぇか!!??



松井さんは確か、36歳だよな(2015年当時)。

で、彼女さんいくつなんだろ。

女性に年の話は良くないが、どうしてもそっちの話になっていく。


松「彼女は24歳です」


おいっ!!(鉄拳)


その場にいた女の子友達が彼女さんに対して矢継ぎ早に質問する。


女友達A「え、松井さんのどこがいいの?」



いや、あのさ、そういう質問はさ・・・、


女友達B「え、松井さんでいいの?」


もう、やめぇや!!


結婚、そして海外赴任

その後、彼女さんとうまくお付き合いが進み、

2017年の年末に結婚式を挙げることになった!!


我々仲間内では何となく、

「松井さんが最後の砦」という共通認識があり、

とうとう松井さんが結婚しちゃうんだぁ、といった感慨深いものがあった。


それと同時に、外交官として初の長期海外赴任が決まるという事で、

松井さん自身、どこの国に希望を出そうか思案していた。

結婚とほぼ同時に海外赴任となるので、行く先は慎重に選びたいところ。

結婚式の打合せで直接会うことがあったので、赴任先の候補となる国はどこにするか聞いてみたところ、


松「中東とかどうですかねぇ」


いや、そこら辺って場所によっちゃあぶねぇっすよね・・・


松「あー、危険地って手当が良いんですよ」

いやいや、松井さん・・・、

昇給とかお金より、

命が大事だって前に言ってたじゃん!!


そもそも、松井さん、あんた結婚するじゃないですか。

彼女さんもその場にいたので、

「松井さん、こんなこと言ってますけど、いいんですか?」と聞くと、


彼女「えー、こんな機会じゃないといけないじゃないですかぁ!

行ってみたーい(喜)」



あんたもぶっ飛んでるのね・・・(呆)


そうだ、松井さんと結婚するような女性だ。

普通の考えは通用しねぇ。



という事で、希望は中東の方の危険地を出したところ、

赴任先はパレスチナ自治区に決定!!


あーあ、決定しちゃったよ・・・



ちなみに結婚式は12月17日に都内の式場で行われた。

なお、俺は松井さんの晴れ舞台という事もあり、結婚式では以下を担当。

  • 2人の生い立ちスライドショー作成
  • バイオリン演奏
  • クイズ大会の司会進行

正直、出過ぎな気がしないでもない。

出席者から「またあの人でてきたよ・・・」って思われただろうな。


そして、結婚式の約一週間後、奥さんと一緒に

パレスチナに向けて出国!!

駐在外交官

着任後は日本の外交官として精力的に職務を遂行。

パレスチナの新聞に出たり、



テレビニュースに出たり、



はたまた、子ども達の折り紙教室にも出たり。

さすがすげぇな、松井さん。


そして、ある日。

LINEで写真が送られてきた。

松「さぁ、僕と一緒に写っている人は誰でしょう?」


えーーーっと・・・、


バッハ会長ですか!?


松「違います。アッバース大統領です」


うん?なんか聞いたことあるぞ。


ちょっとWikiペディア見てみるか。


なになに・・・、


PLO議長、パレスチナ大統領・・・

ああ、だいたい分かった。


まぁ要するに、


オリンピックには関係ない人だな!!


っていうか、そんな国際的な要人とも会うのね・・・

ガザ地区の空爆

松井さんが赴任してからしばらくはそれほど大きな戦闘もなく、

平和に時は過ぎ去っていったが、

2021年5月にその出来事は起こった。

イスラエルとパレスチナが衝突激化、ガザで48人死亡-全面戦争の恐れ


え・・・、松井さん大丈夫なのか?


松井さんの住んでるところとかミサイル直撃しないのか・・・


次LINE送ったら既読にならないとか、マジでシャレにならんぞ・・・


と思ったが、その後もやり取りはできたので一安心。


やっぱ、そっちは危険地ですよ・・・(怖)

最後に

波乱万丈の人生を送っている松井さんの半生をダイジェスト版で駆け抜けてきた。

このほかにも、

学生時代に小説を出版したりとか、

ラジオDJに挑戦してみたりとか、

ダイヤモンドオンラインに投稿した記事がヒットしてライター活動したりとか、

書けてない武勇伝はまだまだある。


そして、今回「超人」と題した理由について、

その歩んできた破天荒な人生もさることながら、

松井さんは今までの仕事において、

体調不良で仕事を休んだことがないのだ。

※仮病は除く


3日連続で徹夜したり、尻の皮がむけても

「体調不良で仕事にいけない・・・」という事が

ただの一度もない!!

いや、確か

小・中・高・大・大学院においても、

「体調不良になったことがない」と言っていた。



これを超人と言わず、何人と言えようか。


2021年8月現在も依然としてパレスチナに赴任中だが、

戻ってきた際にはまた色々と武勇伝を聞かせてもらうつもり。


最後に、この世には松井という有名人はたくさんいるが・・・、

いずれ世界は、

こっちの松井も知ることになるだろう!!

超人松井伝説


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