プロローグ
長男の中学受験が終わって早10か月が経とうとしている。
長男の「中学受験奮闘記」を書き出した小学3年生の時は、
まぁ右肩上がりで成長していくでしょーー
と楽観的に考えていたが、現実は全く思うように成績が上がらず、
ブログを書き出してしまったことを後悔した時期もあった。
こうなったら中学受験のリアルを赤裸々に記載してやろう、と腹をくくって
成績の推移や家庭教師の投入などガンガン書いて、我が家の戦いを余すところなく表現していった。
結果、長男は芝の2回目を合格して4月から元気に通っているが、
今でもよく受かったなぁと思うことがある。
妻なんか、しばらくの間
「あの子、身長高いから『こいつ何かで使えるかも』って思われて入れてもらったんじゃない??」
と、違う理由で合格したんじゃないかと疑っているほどだった。
いや、もしそうなら1回目で合格しているだろうよ・・・
色々と長男の話を聞いていると、芝で本当に良かったと思うことが多々あり、
これから中学受験をする子を持つ親御さん達に芝の魅力を伝えられたらと、
長男シリーズを書き進めていこうと思っている。
教育方針
7月に中間テストがあったあと、学級懇談会があったので参加してきた。
そこでは担任の先生の熱い思いがほとばしっていた・・・
芝の教育方針、それは子どもの成長に寄り添った子どもファーストを軸にしている。
心のケア
まず、先生が語気を強めていたのが、子ども達の心のケアだった。
芝はサピの偏差値でいうと、1回目が49で2回目が58である。(2025年受験当時)
このどちらで合格してきても、中学受験で自己効力感を失っている子が多いという。
それは、サピの中でいうと、
1回目を受験する子は塾内で上位層に食い込めず伸び悩んでいた経験があり、
2回目を受験する子は塾内では上位層となるが、2/1に御三家など難関校を受けて不合格になった子が受験するため、
芝の合格者全体的に晴れ晴れとした気持ちで入学してくる子が少ないのだそう。
え、そうなの・・・
うちは、おもっくそ晴れ晴れとした気持ちなのだが
芝に入ってくる子達は、そもそもしっかりした学力はついているのだが、
大手塾内の順位や、第一志望校の受験失敗で、自分の実力を過小評価しているとのこと。
そのため先生としてはしばらくの間、
そういった中学受験で疲弊し切った子達の心のケアに重点を置いていると言っていた。
成績表
入学してしばらくは定期テストの順位をあえて出さないようにしている。
それは、順位付けをすると「クラス内カースト」のようなものができ上るからだそう。
かつて芝では順位を出していた時期があったが、「あいつは上で、あいつは下で」という
ヒエラルキーが構築されクラスの雰囲気が悪くなる傾向があったという。
親としては、各教科の平均点と自分の得点しか分からないため、
「一体、うちの子の順位はどの辺なんだろう」と、気にしてしまうが、
我が家としてはいったん「各教科平均点以上を取ってくること」を目標にしている。
それと、芝では定期テストの配点を「平常点を20、テストの点数を80」としている。
平常点は授業で出された課題をしっかりこなしていれば取れる点数である。
また、課題が滞っている子に対しては補講などを行い、日頃から勉強する習慣をつけさせようとしている。
芝温泉

入学前に気になっていたことがあった。
それは、ネット情報にもあるのだが、学校側があまり厳しく「勉強、勉強!!」と言わないため、
ぬるま湯に浸かっているようだと、たびたび「芝温泉」と揶揄されていることである。
2025年の大学進学実績では、東大現役合格者数が6人と例年に比べてだいぶ少なく、
「芝の先生は東大合格者数とか気にしないのか・・・」と少々不安になっていた。
それを察してか、学級懇談会で担任の先生が
「今回の大学進学実績、お父さんお母さんとしては不安になっていますよね」
と口火を切ってくれた。
そして、こう続けた。
「本校は各学年、先生が持ち上がりで担当していきます。
この学年は私の年齢的にも(担任の先生は51歳)、中一から高三までの6年間を見られる最後の学年となります。
いまは自己効力感を高める声がけを意識して、徐々に実力をつけさせて行き、
6年後の大学受験では東大合格者数30名を出せる学年にしたいと思っています」
あ、やはり東大合格者数は気にしているんだ
そりゃそうか。
私立の中高一貫校として、一番の宣伝効果は東大合格者数だろう。
もうね、これは受験させる親としてはどーしても気にしてしまう指標値なのだ。
親同士の会話でも、
「●●中を合格したんですか!! あそこは●●人くらい東大受かっていますよね」
とか、田舎の両親に話すときとかも、
「芝に合格したんだよね。芝は●●人くらいが毎年東大に合格しているんだよ」
と、東大合格者数で説明することが多いし、相手も理解しやすい。
ただ、東大合格者数を伸ばすため勉強に比重を高めようとすると、
子ども達の精神は削られ、学校に向かう足取りが重くなる。
不登校の子がでても進学実績を高めるというのは芝の教育方針に反するのだろう。
それと言うのも、芝は「楽しくなければ学校ではない」という教育方針を掲げている。
芝の先生は、
進学実績を意識しつつも、校外活動や学園祭等のイベントを通して
充実した学校生活を送れるよう最大限の配慮をしている。
いや、むしろ先生自身が子ども達の成長を楽しんでいるようにも見える。
それは、群馬県のみなかみ町で行う校外活動(一泊二日)について、
保護者向けに説明している先生自身がとても楽しそうだったのだ。
みなかみの校外活動以外にも、入学してからの半年で
俺が把握しているだけでも以下の事をやっている。
・運動会
・30km競歩
・大洗水族館での校外活動
・学園祭
・多摩動物公園での校外活動
・球技大会
さらに11月29日(土)には合唱コンクールが予定されている。
まとめ
第一回としては芝の教育方針に主眼を置いた。
ただ、教育方針とか校風とかぼんやりした内容だとイメージがつきにくいと思うので、
今後はなるべく具体的な内容を記載する考えである。
まぁなんせ芝は良い学校だ。
芝に通う子どもを持つ親として、
微力ながら芝の魅力を全国にアピールできればと思っている。

