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はじめに
前回、ホワイトボードの設置を行ったことで、
「2×4の木材とディアウオールで他にも何かできそうだ」
という思いが湧いてきた。
まず目を付けたのが自分の書斎。
3畳しかないので、上の空間を有効活用したい。
また、夏場は暑くなるからサーキュレータなどを上に置けると少しは暑さがやわらぐだろうと。
うむ、この壁側に棚を設置したい。
それも、棚の高さを調節できる可動棚を作るぞ!!
やはり、読者の方々が読んで、
「やるな、おぬしっ!!」
と唸るような内容に仕上げたい。
それには単なる棚ではダメだ。可動棚だ!!
必要なもの
可動棚を設置するにあたり、必要なものを事前にネット&ホームセンターで調達。
木材(2×4)
今回、2×4の木材は3本使用する。
2本は前に住んでいたマンションで使っていたのを流用。
もう1本は、前回のホワイトボード設置の記事でも書いたが、ホームセンターで入手。
あらかじめ設置場所の天井高を測って、ホームセンターで必要な長さにカット。
棚板
こちらもホームセンターで入手。
大きさとしては、厚さ19mmで奥行が235mmの木材を選択。
棚としての奥行が狭すぎても棚として使いづらいし、
かといって、奥行きがあり過ぎても頭上に棚が来るので、なんだか邪魔くさくなってしまう。
自分の使いやすいと思われる奥行で、かつホームセンターで売ってる木材ということで、235mmを選択。
可動棚を設置する金具
棚板を支える金具についてはこちらを選択。
奥行235mmの棚板を置くにはちょうど良さそう。
それと、可動棚として調節できるように、2×4の木材に取り付ける金具を調査。
長さは995mmで、自分の書斎に設置するにはちょうどよい長さ。
この2種類の金具だが、なかなかホームセンターに置いてない。
実際に手に取って確認したいと思い、色々と回ったのだが
「これだっ!!」と言うのがなかった。
ただ、ホームセンターにも同じような金具はちょいちょいあって、
それを実際触ってみて、必要な大きさなどがだいたい把握できた。
その情報をもとにネットで調査し、
「これなら大丈夫だ」と判断できたのが上記の商品。
ブライワックス(木材塗装用)
今回、新しい試みとして、木材にワックスを塗ろうと考えた。
このワックスを塗ることで木材を味わいのあるいい色に仕上げることができる!!
このブライワックスという商品に関しては、
どうやら「ジャコビアン」が人気っぽいので、こいつを選択。
ちなみにここだけの話だが、自分は多少色弱の傾向がある。
ただ、あくまで「色弱」であって、
「UNOができない」とか、
「焼き肉の時、まだ焼けてないのに取ってしまう」とか、
そこまで色がよく分からないわけではない。
ただ、色覚検査のあの”つぶつぶの絵”を見せられても、
大体いつも2枚目あたりでしくじっている。
そんな俺でも、ブライワックスの「ハニー」と「ジャコビアン」の違いくらいは分かる。
どちらが好みかと言うと、濃いめの「ジャコビアン」だな!!
※ジャコビアンとウォールナットの違いとなると、ちょっと怪しくなってくる・・・
ディアウオール関連
ディアウォールに関しては、前回のホワイトボード設置の時にも記載した。
ホワイトボード設置・・・2×4の木材とディアウォールでDIY
これに加えて、今回は2つの新しいアイテムに挑戦する。
まず一つ目は、中間ジョイント。
前のマンションで使用していたものを流用するのだが、
天井高がマンションと新居で異なっているため、中間ジョイントを使って
木材を継ぎ足す必要があった。
そしてもう一つが、2×4ブラケット。
これだと、ある程度高さが調節可能になる。
ちなみにこれはホームセンターで直接買ったが、ネットだと、別のやつが主流みたい。
こちのほうが良かったかもなぁ・・・
あとは、ビスとかやすりとかも使用するが、
主な材料はこれで揃った。
さぁ、作るぞッ!!
可動棚の作成
やすりがけ
今回味わいのある色を出すためにブライワックスを塗るが、
その前に、やすりがけをして木材の表面をある程度サラサラにしておく必要がある。
この作業、地味に面倒くさい・・・
表面をサラサラにするとは言え、
一体どこまでやればゴールなのかよく分からない。
そこへ、強力(?)な助っ人、次男(4歳)が登場。
次「ぼくもやるー」
・・・うん、まぁ、いっか。
こうやって、親子でDIYやるっていいもんだなっ!!
(といって、納得しておく)
ブライワックスで塗装
ある程度、やすりがけできたら次はワックス塗り。
早速、ブライワックスを開けてみると・・・
めっちゃ液体じゃん・・・
ワックスっていうくらいだから、
髪の毛につけるやつを想像していて、もっと固形感があるものだと勝手に思っていた。
うん、まぁいっか。やってみよう!!
ということで、ダイソーで買ってきたスポンジにつけて木材に塗っていく。
写真の左端が塗料前、右3枚が塗料後。
なんか、ええやん!!
塗る前の白い感じも良かったが、
塗った後の、何とも味わい深い色合いが「落ち着いた男の雰囲気」を演出してくれそうだ。
おれ、DIYやってるんだなぁ・・・
気分が良くなったところで、残りの木材すべてにブライワックスを塗っていく。
塗った後は乾くまでしばらく待つ。(30分~1時間)
塗った後のやすりがけ
やはり、素人が塗ったので所々ムラがある。
ワックスがべっとりついている所もあったりして、乾きがまばらだ。
このまま部屋に持っていったら、部屋を汚す可能性があるな。
・・・うん?まてよ
ワックスかけたら、ワックスとるってなんか誰か言ってたな。
ワックスかける、ワックスとる・・・
ワックスかける、ワックスとる
ワックスかける、ワックスとる!!
ミヤギさんが言ってたやないかーー
ワックスかけることなんて、人生でそうあることじゃないから、
危うくミヤギさんの教えをスルーするところだった・・・
ということで、残ったやすりで表面をサラサラにしていく。
ああ、またやすりか。
また面倒くさい作業だなぁ・・・と思っていたところ、
強力(?)な助っ人、長男(9歳)が登場。
長「パパ、それおれにやらせて」
まぁ、大して戦力にならないけどちょっとやらせてみるか・・・と思ったが、
なにぃッ!!
意外にできる!!
こいつは嬉しい誤算だ。
いったん、やすりがけは長男にお願いした。
木材の連結
次は2×4の木材で足りない部分を継ぎ足す作業。
両サイドから包む感じでジョイントをはめ込み、あとはビスで止めるだけ。
この作業を木材2本に実施。
手作業でやったので、手が結構つかれた・・・
よぉーし、おっけー!!
この後は、設置する書斎に持ち込んで作業だ!!
木材の設置
ここまでやったら、3本の木材を書斎に持ち込み、実際に設置する箇所に木材を立てる。
自分書斎は2階にあるため、2m40㎝の木材3本を2階に運ぶわけだが、
ここでも長男が「おれにやらせて」と言ってくる。
長い木材を運ぶのは、両端を気にしなくてはならず、
特に階段付近では、大人でも慎重にやらないと壁を傷つけかねない。
長「おれはできる!!」
よぉし、やってみろ!!
ということで、一本任せてみたが、
案の定、2か所も壁に激突した・・・
とは言え、木材を壁側に設置する作業では、ディアウォールをはめる作業など、
随所に長男が活躍。
金具の設置
今度は立てた木材側に、棚板をかける金具を設置する。
この金具を3本それぞれに、同じ高さになるようにビスを刺して固定する。
棚板へ金具をつける
いよいよ、最後の工程。
棚板側に金具をつける。
ここでも長男が、「やりたい!!」と言って聞かない。
棚板は4枚。
1枚につき両サイドに金具をつけるから、
「棚板1枚くらいはやってもらうか」
と、やらせてみたが、
俺が3枚取り付け終わっても、長男はまだ片方の金具すらつけられていない。
んまぁ、そうすぐにはできるもんじゃないか・・・
ということで、選手交代。
そして、とうとう完成!!
完成
日曜日の昼過ぎから始めて、約5時間・・・
ブライワックスを乾かす時間があったとはいえ、
正直、ここまで長くなるとは思わなかった。
時間はかかったが、
自分がイメージした可動棚がやっと完成した!!
かっこいい・・・
まさか、ここまでイメージ通りにできるとは思っていなかった。
自分が作ったという事もあり、
棚として活用することよりも、「ひとつの作品」として見てしまう・・・
これが、これがDIYというものか!!
まとめ
ブログに記載する意識。
それが自分を成長させるのではと思えてきた。
今回、ただの棚を作ろうと思えばもっと早くできた。
しかし、それでは読者の方々に夢と希望を与えることはできない。
やはり、高みに挑戦してこそ熱い人間ドラマが生まれるものだ。
この可動棚を作成するにあたり、必要な木材や金具などの調達、
そして5時間にもおよぶ長丁場を戦えたのも、ブログに記載する意識があったからこそ。
長い時間をかけ、
自分の納得できる作品に仕上がった時の達成感は、お金では買えないプライスレス。
作り終えた後の気分は、
やっぱりこんな感じになりました。